第2回企画展 コレクターの視点

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出品作品

会期:2009/05/23(土)〜06/21(日)
開催時間:12時〜19時
閉廊日:月曜日・火曜日
E&Cギャラリーの2度目の企画展として、会員所蔵作品によるコレクション展を開催します。
日本の近現代を代表する10名の作家の版画、ドローイング作品を中心に紹介いたします

>>展覧会リーフレット(PDF/16.5MB)


出品作家

  • 荒川 修作
  • 池田 満寿夫
  • 小野 忠弘
  • オノサト・トシノブ
  • 風倉 匠
  • 北川 健次
  • 小島 信明
  • 田部 光子
  • ジャン・デュビュッフェ
  • 舟越 桂


開催によせて

作品を積極的に、系統だてて収集しようとする者をコレクターとよぶならば、私はどうもその様ではない。不思議な縁があって私のところへ落ち着いた作品のいくつかは、むしろ全く違う理由でそこにある。作品に対する思いはあるが、その度に特別なドラマが存在しているわけではないから、その意味でも私がコレクターとよばれることには、戸惑いを感じる。

ただ、私は作品を通して、作家との交誼を深めることができたように思う。彼らにいくばくかの励ましと、同時に私に与えられるより多くの援助の力によって重ねられた意味が、私におおらかで、ほのかなものをもたらしてくれることを素直に喜びと言いたい。


『作品が、ある偶然のなせるところによって、わたしのもとへやってくる。いくばくかのお金と、たまさかの心の傾きが、その作品との特別の出会いを、わたしにもたらしてくれる。それは、作品を単純にわがものとするということではないし、まして、それを、ただ欲望の対象とすることでもない。それは、又、別の話である。

… むしろ、歓びがあるとすれば、作品によって選ばれたということと、そこで与えられた、わたしへの思いであるだろう。作品に優しい微笑みを送られた、わたしのささやかな誇りであるだろう。わたしはそのことによって、ゆるやかに、そして静謐に生かされているのを感じる。…

作品が、わたしに寄り添うことの軽い幸せを、君は知っているだろうか…。』

(アルムスタ・カザイミアルム 「漂流物」より)

E&Cギャラリー代表 宮崎光二

出品作品

左上:小野忠弘/右上:オノサト・トシノブ
左下:池田満寿夫/右下:ジャン・デュビュッフェ


関連イベント

「コレクターの視点 ーひかえめなコレクターは—」の開催に併せたイベントを催します。

オープニングレセプション

◆日時 :5月23日(土) 17:00〜19:00(土)〈参加無料〉

ギャラリートーク

◆日時 :6月6日(日) 15:00〜
◆会場 :E&Cギャラリー
◆参加費:一般500円/会員無料(※会員証の提示をお願いします)



出品作家紹介

荒川 修作 1936-

愛知県出身。画面に図形、文字、矢印などを描き込んだ「図形絵画」と呼ばれる一連の作品を制作する。近年は、人間の自律的な行動環境に直接的に影響する建物のようなもの等を建築する活動が目立つ。


池田 満寿夫 1934-1997

旧満州生まれ。長野県育ち。画家・版画家・挿絵画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督などの従来の芸術の枠にとどまらず多彩に活躍した芸術家。官能的な作風が多い。


小野忠弘 1913-2001

青森県生まれ。42年より福井に移り住む。独特の芸術観で多数の作品を生み出し、ジャンクアートの鬼才として国際的な評価を受ける一方、三国高校の美術教諭として人材の発掘育成に努めた。


オノサト・トシノブ 1912-1986

長野県出身。朱、黄、緑、紺の4色を基調とする、丸と四角を構成した幾何学的抽象様式を確立した。油彩画と並行して、シルククリーン、リトグラフ、木版を製作し、版画家としても有名である。


風倉 匠 1936-2007

大分県出身。身体を用いた数々の“ハプニング”で「伝説のハプナー」と呼ばれる。ピアノやバルーンなどを用いた独自のパフォーマンスを展開。オブジェや絵画でも優れた作品を手がける。


北川 健次 1952-

福井県出身。駒井哲郎に銅版画を学び、池田満寿夫の推挽を得て作家活動を開始。銅版画とオブジェの分野における第一人者的存在。版画、油彩画、オブジェの他に写真、詩、評論も手がける。


小島信明 1935-

福井県出身。前衛集団グループやネオ・ダダなどと深く交流した。ポップ・アートの影響を受けたFRP製の人体作品で注目を集めた。NY滞在を経て帰国後も活発に活動している。


田部光子 1933-

福岡県出身。自身のシンボルともいえる「林檎シリーズ」などで知られる。環境問題やジェンダー/フェミニズム問題に、いち早く反応し続けてきた芸術家でもある。


ジャン・デュビュッフェ 1901-1985

フランスの画家。従来の西洋美術の伝統的価値観を否定して、子ども、精神障害がある人達などによる絵画を「アール・ブリュット=生の芸術」と呼んで賛美した。


舟越桂 1951-

岩手県出身。東京芸術大学院在院中から作品を発表、以来、楠を素材とした木彫半身像などで独自な世界を開き、国際的にも、多彩な創作活動が続く彫刻家。ドローイングや版画も手がける。


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