吉野辰海展

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作品

2011/4/23 (土)〜5/22(日)
開催時間:12:00 - 19:00
休廊日:月曜日・火曜日(ただし5/3[火・祝]は開廊)

<関連イベント>

2011年4月23日(土)

ギャラリートーク│15:00-16:30│参加料:一般500円、会員無料

オープニングレセプション│17:00-19:00│参加自由



左:「頭上の唐辛子ー1」
H34.2 x W15.5 x D18 cm
F.R.P , oil paint
2010



開催によせて 

 吉野さんとは、銀座のギャラリーを通して面識があり、そのご縁で展覧会をお願いし、とても快く引き受けていただくことになりました。またそれとは別に偶然のつながりもあって、気持ちが深まるようでもありました。
 吉野さんの作品について正確に言葉を紡ぎだす力は私にはありませんが、自身として感じられることは、それらは様々な形態として、時には強い緊張感をともなっていますが、その全ては“生命”というものに関係づけられていて、それはまた“聖性”を目指しているのではないかという印象に他なりません。これはとても困難な問いかけなのですが、しかしきわめてそこに近づいた時に起こる作品の痙攣のようなものとして、私たちは吉野さんの作品を見ることが許されているようにも思います。  
 ギャラリーにとっても大きな意味のあるとても大事な展覧会だと考えています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

E&Cギャラリー代表   宮崎光二



左:「screw 母なる姿形 象少女(MS)-B」
H36.5 x W21 x D24 cm
F.R.P , oil paint
2010

(screw)水犬から-(screw)象少女へ

 3月11日M9.00の広範囲な大地震とプレートのずれからかつてない大津波に東北太平洋岸地域がおそわれた。一週間以上経た今日まで多大な被害の実体がつかめていない。
 奇しくも60数年前に大地震に見舞われた福井で個展の場を与えていただきました。
 私は螺旋というすべての物体事象の運動を、犬という人間の写し姿、生物の代表としてその皮膜を借りて「screw」と副題をつけ1980年代より制作して来ました。
 物体・事象(人間の社会生活も含めて)の運動を目でとらえた姿、運動の中の宙吊り状態が今私の眼前にあります。複雑なあるいは単純な形を見せながら、夢か現か判然としない。物質から生命へ又物質へ。死から生へ又死へ。雌性から雄性へ又雌性へ。スケールもまたmaxからminへ又maxへ流れるように変わりゆく。
 視覚表現もまた宙吊り状態で表現される。重力で安定はしない。その宙吊り、あるいはいつも動いてゆく表現。30年の制作の中から立体の小品を中心に展示します。

2011.3.19 吉野辰海

作家略歴

1940年 宮城県生まれ
1961年 武蔵野美術学校油絵科中退

<主な個展>

1964年 「MONO-KUISHOW」内科画廊(東京)
1966年・68年 「INTERIOR」村松画廊(東京)
1986年・87・88年 「Screw−らせん」画廊春秋(東京)
1989年 「犬水:吉野辰海」P3オルタナティブ・ミュゼアム(東京)
1990・91・92・95・97・99・02・05・07・09年 東邦画廊(東京)
1992年 佐野画廊および佐野埠頭ギャラリー(香川)
1994年 「吉野辰海展(1994の犬)」ギャラリー新居(大阪)
1999年 中京大学アートギャラリーCスクエア(名古屋)
2001年 マグマの州、螺旋のダンス、吉野辰海展、黒川INN美術館(福岡)
2007年 「吉野辰海;ダンス−発芽するラセン犬;立ち上がる植物神経」ギャラリーエム(愛知)
2009年 吉野辰海展 Gallery58(東京)

<主なグループ展>

1960年 「第2回ネオ・ダダ」吉村アトリエ(東京)/「第3回ネオ・ダダ」日比谷画廊(東京)
1961・62・63年 「読売アンデパンダン展」東京都美術館(東京)
1969年 「第9回現代日本美術展:現代美術のフロンティア」東京都美術館(東京)
1971年 「第10回現代日本美y術点:人間と自然」東京都美術館(東京)
1987年 「オブジェ−逸脱する物質展」つかしんホール(兵庫)
1990年 「現代彫刻の歩み−Ⅲ」神奈川県民ホールギャラリー(神奈川)
1991年 「芸術と日常」:反芸術:汎芸術」国立国際美術館(大阪)
1993年 「異形のFigure 東北の三人」展 宮城県美術間(宮城)
1996年 「現代美術の磁場TSUKUBA1996」つくば美術館
1997年 「日本の夏1960-64」水戸芸術館(茨城)
1998年 「ネオ・ダダJAPAN 1958-1998 −磯崎新とホワイトハウスの面々−」大分アートプラザ
2002年 「熊本市現代美術館開館記念展:アティチュード2002」熊本市現代美術館(熊本)
2003年 「アートみやぎ2003」宮城県美術館(宮城)
2004年 「4人の作家によるArt≒prophecy・予言(する力)池田龍雄・風倉匠・田部光子・吉野辰海」ギャラリーとわーる(福岡)
2005年 「第21回現代彫刻展」宇部市常盤公園(山口)
2006年 「縄文と現代〜二つの時代をつなぐ『かたち』と『こころ』」青森県立美術館(青森)
2007年 「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展 森美術館(東京)
2009年 Art Program One 2009 7th「空間の身振り」展(青梅市東京)

<パブリック・コレクション>

宮城県美術館・青森県立美術館・東京国立近代美術館・国立国際美術館・徳島県立近代美術館・熊本市現代美術館・大分市美術館・佐久市美術館 他


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